妊活!ミトコンドリアを増やして卵子を若返えらせたい!

質の良い卵子をつくるミトコンドリアを増やそう!

 

かわいい赤ちゃんが欲しいのに年齢が気になって焦りがあったり、卵子の老化を防ぐにはどうしたらよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。近年では高齢妊活をしている人も増えており、年齢による老化は避けられませんが、細胞レベルで卵子の老化を防ぎ、卵子を少しでも若返らせることで妊娠に繋がります。

 

高齢妊活で思うような結果が得られずに悩んでいる人は、まずは、身近にできることから始めてみてはいかがでしょうか。高齢妊活では、まず、妊娠の要とも言える卵子を若返らせることがポイントです。質の良い卵子をつくることが妊娠のカギとなり、妊娠するにはとても重要なことなのです。

 

卵子は細胞の中にミトコンドリアを多く含んでいるため、ミトコンドリアが増えると、必然的に卵子も元気になります。そのため、ミトコンドリアをいかに増やし元気にできるかが、妊娠に繋がる近道と言ってもいいでしょう。

 

このミトコンドリアについては、近年さまざまな情報番組などでも取り上げられているため、一度は耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。では、このミトコンドリアを増やすためには、どのような方法があるのでしょうか。

 

有酸素運動をする!

ミトコンドリアを増やすためには、筋肉を鍛えることが必要となります。そして、筋肉の中でも、特に持続力の強い筋肉を鍛えることが効果的と言われています。これには、ウォーキングやジョギングなどを行う際に有酸素運動で使われる赤筋を鍛えることです。

 

ミトコンドリアはこの赤筋に多く含まれているため、赤筋を鍛えればおのずとミトコンドリアが増えていくのです。ウォーキングを行うと酸素を多く摂り入れることができ、さらに、筋肉量もアップし、血液循環が良くなるのです。

 

効率的にミトコンドリアを増やすためには、自分にとって少しキツイと感じるくらいの運動が有効と言われていますが、筋肉痛になるほどの強い運動ではなく、少し負荷が掛かるくらいの運動が適しています。 そのため、少し速足でウォーキングを行うといいでしょう。

 

ウォーキング以外の有酸素運動には、ジョギングやエアロビクスなどがありますが、これらは激しい運動でもあるため、基礎体温の高温期に問題がある人や、基礎体温の変動が激しい人などは、避けた方がいいでしょう。なぜなら、このようなタイプの人は、普段からエネルギーが不足しているため、激しい運動を行った場合、返って妊娠力を低下させてしまうからです。

 

腹式呼吸を行う!

腹式呼吸はお腹で深い呼吸を行うため、普通の胸式呼吸よりも多くの酸素を体内に取り入れることができ、ミトコンドリアを増やすのに適しています。腹式呼吸の方法は、まず、お腹をゆっくりと凹ませながら息を吐いていきます。そして、息を吐き切ったら、お腹の力をゆっくりと緩めていきましょう。すると自然に空気がお腹に入ってきます。

 

さらに、この時にお腹をより膨らませるように意識することで、さらに多くの空気が入ってきます。これを1日に数回程度行うようにしましょう。腹式呼吸はいつでもどこでも手軽に行うことができ、また、気持ちを穏やかにする効果もあるため、妊娠力を高めるためには日頃から意識して行うことが大切です。

 

背筋を伸ばす!

ミトコンドリアは背筋に多く含まれているため、姿勢を良くし、いつも背筋をピンと伸ばすように心掛けることで、ミトコンドリアが増えていき、老化防止にもなるのです。そして、バレエ、ヨガ、太極拳、社交ダンスなどの背筋をピンと伸ばして、姿勢を保つような運動は特に効果的です。

 

また、ミトコンドリアは、背筋以外にも、太ももの筋肉にも多く含まれています。そのため、背筋と太ももの筋肉を使う片足立ちなどを1分程度行うだけでも、毎日続けることで効果が期待できます。

 

そして、ダンスや運動だけでなく、まずは日常の生活において姿勢を正し、猫背にならず背筋を伸ばす生活をしてみましょう。特に、パソコンやスマホなどを使用する場合に猫背になる人が多いため、注意しましょう。

 

ミトコンドリアを増やす食事について!

 

カリウムを多く含んだ食事!

ミトコンドリアはカリウムが好きであるため、カリウムを多く含む食べ物を多く摂ることで、卵子の若返りが期待できます。カリウムは野菜や果物、豆類などに多く含まれているため、日頃から、これらの食ベ物を積極的に摂り入れるようにしましょう。カリウムを多く含む食べ物については、以下の通りです。

 

  • パセリ、ホウレン草、モロヘイヤ、ブロッコリーなどの野菜類
  • アボカド、バナナ、キウイ、ざくろ、パパイヤ、夏みかん、桃、イチゴなどの果物類
  • 大豆、枝豆、小豆などの豆類
  • さつまいも、里芋などのイモ類

 

妊活中の葉酸の重要性について!

 

妊活中には葉酸が必要とされていますが、実際にどのような効果があるのかよく分からないという人もいるのではないでしょうか。妊活において、なぜ葉酸を摂取するといいのか見ていくことにしましょう。

 

葉酸の働きとは?

葉酸は、細胞が新しく作り出されるために必要な栄養素であり、血液をつくったり、DNAを形成したり、細胞の生成や再生を助ける働きがあります。そのため、妊活中に葉酸を摂取することで、妊娠しやすい体造りを促します。そして、妊娠初期には、胎児の健康維持にも繋がります。

 

葉酸は、妊活中や妊娠中でなくても、人間にとっては必要な栄養素であり、普段から意識して摂取することで、高血圧や動脈硬化の予防にもなります。また、基礎代謝を高めて冷えを予防し、肌荒れやニキビにも効果的と言われているため、女性の美容のためにも積極的に摂っていきたい栄養素でもあります。

 

葉酸はどのくらい必要なの?

妊活中の女性は、1日あたりの食事から480μg、食事以外のサプリメントなどから400μgの葉酸摂取が推奨されています。また、男性は、1日あたり240μgの摂取が望ましいとされています。葉酸を摂取していくことで子宮が整えられ、主に子宮内膜を厚くして、受精卵の着床率を高める効果が期待できます。

 

さらに、着床した受精卵の成長を促してくれる働きもあるため、葉酸は妊活中の女性の子宮の健康維持のためにも、必要不可欠の栄養素と言えるでしょう。

 

葉酸は熱に弱く吸収されにくい栄養素!

 

葉酸は妊活中の女性にとってさまざまないい影響を与えてくれる栄養素ですが、弱点として、熱に弱く体内に吸収されにくいという性質があります。そのため、葉酸が含まれている食材を炒めたり煮たりして加熱処理を行うと、栄養価が50%も減ることもあります。

 

また、葉酸は水に溶けやすいという性質も持っているため、煮たり茹でたりすると、効率よく摂取することができません。妊活中や妊娠初期に推奨されている葉酸の摂取量は、食事からは480μgですが、400μgの葉酸を食事から摂取しようと思うと、ブロッコリーなら約1房、オレンジなら4個程度を食べなければならない計算になります。

 

さらに、葉酸は調理法によってはすべて体内に吸収できるわけではなく、実際には食べた量の約30~50%程度の摂取になってしまうのです。そのため、妊活中はより多くの葉酸を摂取することが必要とされているのです。食生活において足りない分については、サプリメントなどで効率よく摂取するといいでしょう。